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2021年7月21日に宮城県教育委員会 教育長へ提出した質問書と要望書について

宮城県美ネットでは、2021年7月2日付けの建設新聞、および宮城県の「建築設計委託発注予定一覧」に、宮城県美術館のリニューアル設計の発注業務を進めている情報を得ました。

宮城県美ネットでは県知事に対して、2020年12月24日に要望書、2021年3月25日に質問書を提出しており、その中で、

「増築なしの美術館リニューアル計画の内容についてはまだ検討が不十分であると考えられ、リニューアル基本方針策定委員会の構成員の専門家からの意見を十分に取り入れ、計画を進めてほしい。また、その内容については、県民説明会をオンラインでも構わないので開いてほしい。」

と要望しておりました。

それに対して、県からは「計画を進めるにあたっては、構成員の先生方に意見を聞き、議会にも報告を行っていく。」と回答がありました。県民説明会については、明確な回答を得られないままでした。

しかし、発注予定一覧に情報が掲載されているということは、既に設計者選定のステージに入っているという事です。つまり、それは計画が県の内部で十分に検討され、決定したことをしめします。

しかもその情報は、建築関係者のみが目にする業界紙と、契約課のサイトにしか示されておらず、これまで再三お願いしていた私たちの要望や質問は何だったのか、という気持ちでいっぱいになりました。

それで、これまでの質問・要望書と同様にはなりますが、当会としては県美のリニューアル計画について広く県民に明示してほしいという主旨で、7月21日に宮城県教育委員会生涯学習課へ質問および要望書を提出してきました。回答は、8月6日までとお願いしております。

提出した文書はこちらです

また、昨年12月、今年3月の要望書・質問書、および県からの回答についてもお知らせいたします。

2021年9月15日~19日に宮城県美術館の40周年をお祝いする会を企画しており、美術館からもご協力をいただいております。

これから、もっといい関係を築いていきたいという片思いのような関係ではありますが(時には先方にとっては耳の痛い事もあるとは思いますが)、宮城県の文化の中心的役割を担っている美術館を大切にしていきたい、という思いを伝えていきたいと考えています。

■本件に関連した報道一覧

2021年7月25日 河北新報朝刊

宮城県美術館の改修業者選定 市民団体、県教委に質問状提出

2021年7月21日 TBC東北放送

宮城県美術館改修で一般入札 実施へ

2021年7月2日 みやぎ建設新聞 「宮城県/7月発注見通しを公表/大崎拠点校は1月に設計公告/岩沼署改築設計は今月にも公告へ」 https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/other/7685/

改修工事の発注については、宮城県のサイトにPDFで情報が掲載されています

●令和3年度建築設計委託発注予定一覧 https://www.pref.miyagi.jp/uploaded/attachment/860857.pdf

このページに掲載されています ●令和3年度工事等発注見通しについて https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/eizen/kouji-hattyu.html

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