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【みんなのパブコメ】県に提出されたパブコメ

宮城県が2020年1月31日まで募集していた宮城県美術館を含む県有施設の集約についてのパブリックコメント。

提出されたコメントから一部を抜粋して掲載しています。


​パブコメの書き方等についてまとめた記事は

12件紹介しています

 

​パブコメ 提出コメント1


以下からダウンロードしてお読みいただけます。 ​パブコメ提出コメント1(10ページ)


意見の概要(コメント内より転載) ① 宮城県美術館については、その建築と環境の高い価値、老朽化への対応、他施設との集約の是非を考慮すると、「宮城県美術館リニューアル基本方針」にのっとって現地改修のうえ現地存続すべきである。 ② 仙台医療センター跡地における宮城県美術館と県民会館及びみやぎNPOプラザの集約については、施設同士の複合効果、敷地条件等から問題が多いため適切ではない。 ③ エスポールみやぎの敷地は仙台市中心部から離れ、公共交通の利便性が低いため、青少年や女性、福祉系の用途には不向きであり、集約・移転先は県民会館跡地等の都心部とすべきである。 ④ 検討過程が拙速で、現状分析や再編の根拠不十分な点が多い。今後、県民や施設の関係者を交えた議論を深め、合意形成を図るべきである。



 

パブコメ 提出コメント2


以下からダウンロードしてお読みいただけます。 ​パブコメ提出コメント2(10ページ)


意見の概要(コメント内より抜粋) ○古くなったから建て替えるというのではなく、改修すれば十分に使える施設は継続して利用してもらいたい。また県政としても、そのような姿勢を次世代に示していくべきではないか。 リニューアル案を注視していた県民に対して、然るべき説明を行い、広く意見を募る必要があるのではないか。 宮城県民会館(築55年)と宮城県美術館(築38年)は17年も開きがある。本当に同時期に建て替えが必要か再考すべきではないか。 機能面においても、集約するメリット・デメリットを提示し、きちんと比較して欲しい。 仙台医療センター跡地に集約する場合、宮城県民会館での演目と、楽天の試合が同時に行われた場合、JR仙石線・周辺道路ともに非常に混雑し、本当に交通条件に優れていると言えるのか。 「心の復興」には施設のハード面ではなく、どのような展示を行うのか、ソフト面の方が重要であるにもかかわらず、その記載がない。 ゾーニング図のみで、各施設が本当に適正規模なのか判断できない。具体的なプランを示して欲しい。


 

​パブコメ 提出コメント3


以下からダウンロードしてお読みいただけます。 ​パブコメ提出コメント3(2ページ)


意見の概要(コメント内より抜粋) ○本中間案では美術館老朽化の根拠を上記のリニューアル基本方針に記載された内容を踏襲していると考えられますが、それぞれの老朽化案件は建物の基本構造にかかわるものではありません。 宮城県美術館はその存続が危ぶまれるほど建物本体が劣化しているわけではなく、主に設備の更新や内装・外装の改修を施すことで今後も長く美術館としての機能を維持し、発展させることが可能な状態にあると考えられます。 我が宮城県、特に仙台市には公共的な歴史的建造物が極めて少ないことを感じます。 県は公共施設の再編を検討するにあたっては、国から予算を引き出せるから、といった短絡的に理由でスクラップ・アンド・ビルドを繰り返すのではなく、年月をかけて培った貴重な県民の財産を守るという視点を持って事業を進めていただきたいと切に願います。


 

​パブコメ 提出コメント4


以下からダウンロードしてお読みいただけます。 ​パブコメ提出コメント4(8ページ)


▼ 意見の概要(コメント内より抜粋) ○人口減少下における県費圧縮論しか目標・意義が示されていない 施設の有効活用案を検討してから移転集約が望ましい施設を選ぶべき 補助金目的が露呈しており、そうだとしても改修型の案も検討すべき 面積と更新・維持費のみで再編するのは後世の損失、長期休館問題なし 施設群の全体的な視点は必要だが、質の議論がみられないことが問題 芸術文化は中身と体制が鍵であり、総合管理方針自体も十分でない 古びは経年醸成価値になるのに、ストック時代の計画としてナンセンス 日本の近代建築の中核・前川の遺作は、100 年をめざした県民の財産 忠良の彫刻やカラヴァンの列柱など動かせない作品類の扱いを無視 広瀬河畔の河岸段丘や周辺の自然と一体化した環境の価値を無視 軍都から再生した文教地区川内の核としての美術館という存在を軽視 博物館・大学・高校等との有機的連携を絶つのは無価値である 国や市と調整せずに県有地の操作で都市形態を左右するのは配慮不足 市街地拡大、延べ面積制限、活断層上など最適でなくコストも読めない 美術館の現状課題は移転では解決しないし、移転での損失に無配慮 誰がなぜどのように対象11 施設を選考したのか合理性に欠ける リニューアル計画案の予算も移転新築費も誤解しており改修こそ安価 集約の効果を過大評価し、難点を無視しており、集客力強化を楽観視 案を県民にどう諮るのか明言が欲しいし、関係分野の専門家が不足 丁寧な検討の歩みはリニューアル計画案にあり、骨抜きでの継承は無理 美術館移転そのものが復興災害、被災者を利用した表現は配慮に欠ける



 

​パブコメ 提出コメント5





手書きのパブコメです。 ​下に文字起こししています。









​(パブコメの文字起こし)

宮城県美術館のリニューアル案をすすめていたとの事ですが、今回の発表はリニューアル案をふまえるにしてはとても軽い(又は無視する)内容になっていると思います。

宮城県県民のめざす文化教養のあるべき姿勢など、県民をまじえて話し合いの場をもち、めざす地点をみすえての動きを望みます。今回の件に関して納得いきません。


 

​パブコメ 提出コメント6





手書きのパブコメです。 ​下に文字起こししています。






(パブコメの文字起こし)

○県有施設の再編について、案の段階から本当の完了までの全体的かつ可能な限り具体的な工程表、タイムスケジュールをあわせて公開してほしい。

(中間案の3ページ10行目)

「有識者等6名で構成される「県有施設再編等の在り方検討懇話会」(参考資料の1を参照)」について、平成28年、29年に「宮城県美術館リニューアル基本構想」「宮城県美術館リニューアル基本方針」を策定した検討委員会についても、参考資料でメンバー公開してほしい。

(12ページ22〜31行目)

ここには「宮城県美術館リニューアル基本方針」の要旨が書かれていると考えるが、その具体的な改修内容を公開してほしい。

(13ページ5〜7行目)

​宮城県美術館の目指すべき姿やコンセプト等を公開してほしい。それを「十分に尊重し実現を図る」とあるが、どう尊重するのか具体的に示してほしい。


 

​パブコメ 提出コメント7


以下からダウンロードしてお読みいただけます。 ​パブコメ提出コメント7(2ページ)


▼ 意見の概要(コメント内より抜粋) ○宮城県美術館は広瀬川河畔と一体であり、行き帰りに目にするものすべてが美術館の一部になっているかのようです。 平成29年度に策定された美術館リニューアル案の基になった調査でも躯体に経年変化による問題は皆無という結果が報告されています。 集約移転による建築規模や予算が示されておらず、この再編案が県の財政を逼迫させる原因になるのでは、と懸念いたします。 他の用事のついでに来館をという集客のあり方は利用者を軽んじているとしか思えません。 50年100年先を見据えて、未来に向けて開かれた宮城県美術館になるよう、切にお願い申し上げます


 

​パブコメ 提出コメント8


以下からダウンロードしてお読みいただけます。 ​パブコメ提出コメント8(1ページ)


▼ 意見の概要(コメント内より抜粋) ○県民のための公共施設が目指すべき在り方の定義が全くなされていないため、現状分析も、機械的に予防保全や減価償却のルールを当てはめて、建物のみを切り離して見ることに終始しているが、公共施設は建物のみが維持管理できればそれで十分というようなものではない。 人口減少・少子高齢化によって、具体的にどんな新たなニーズが生じたかを明示したうえで、それが再編案にどう反映されたのか、そこに多くの県民が納得するような整合性はあるのかチェックできるように、十分な情報開示を行っていただきたい。 県民の要望・意思を尊重することは必須である。署名や要望書を覆すだけのどんな県民的ニーズがあるのか説明する義務がある。


 

​パブコメ 提出コメント9


以下からダウンロードしてお読みいただけます。 ​パブコメ提出コメント9(2ページ)


▼ 意見の概要(コメント内より抜粋)

○震災復興・企画部は、多種多様な施設の専門家ではない。それぞれの施設の所轄部署の専門的な意見こそ尊重されるべきであり、それぞれの施設の所轄部署と協議・調整を行った際に出た意見や議事録を公開して、県民的議論を仰ぐべきである。 それぞれの施設の目指すべき在り方は丁寧に説明されていない。 芸術の様々な分野への理解や敬意の念に欠ける計画である。 国有地や仙台市との整合性も検討されるべき。県有地だけを優先して都市の在り方を決めるのは公共政策とは言えない。 今回の懇話会のメンバーには美術関係者も建築関係者もいないのに、移転新築によってここに述べられている美術館のコンセプトが実現できるとは到底思えない。 スポーツと防災の空間に音楽や美術施設までを集約するというのでは、どちらも本来求められる機能を十分に果たせなくなる可能性が大。


 

​パブコメ 提出コメント10


以下からダウンロードしてお読みいただけます。 ​パブコメ提出コメント10(1ページ)


▼ 意見の概要(コメント内より抜粋) ○仙台医療センターは、活断層があると言うことで移転しました。 人が集まる美術館等をそこに移転するのは危険かと思われ、合理性がありません。 美術館はソフト面の充実で人を呼ぶべきであり、失敗すれば未来に対して負の遺産になりうる可能性のあるハードに莫大な予算を投入するのはいかがなものかと考えます。 村井さんはお金に換算してお考えのようですが、美術など文化はそうした単純な試算で測れるものではなく、数値には表れないそれぞれの人の価値観の集合が美術や文化なのです。 不採算だからすぐ統合というのは文化に対する冒涜です。


 

パブコメ 提出コメント11


以下からダウンロードしてお読みいただけます。 ​パブコメ提出コメント10(3ページ)


▼ 意見の概要(コメント内より抜粋) ○SDGsにも文化遺産の保護・保全の努力の強化が掲げられ,歴史的建造物を保護する機運も高まっている昨今,現施設を改修・更新し,歴史的価値の継承のみならず機能的価値も高めたうえで,継続的に使用することを選択されたい。 ダニ・カラヴァンの「マアヤン」など周辺環境との関係性のもとに成立している作品の、移築は不可能であり,アーティストの意図を無視して移築をする場合,同一性保持権の侵害にあたる可能性もある。 本方針策定に係る決定プロセスが不透明であり、県民に対する説明責任を果たしているとも思えない。 現施設を改修・更新する場合および国の起債制度を活用する場合の費用およびランニングコストなど(後者の場合,収蔵品の運搬費,現施設の解体撤去を想定する場合はその費用なども含む)をそれぞれ算出し,県民に開示したうえで改めてその是非を問うべきである。 起債制度の条件としては全体の延床面積の減少が求められているが,宮城県美術館は展示室および収蔵庫の増床,宮城県民会館は大ホールの客席増加などが見込まれており,類似の諸機能を共有したところで全体面積の増大は避けられないのではないだろうか。 移転計画地は長町-利府断層の上に位置しており,断層上に美術館を建設した場合,国宝や重要文化財などの展示が認められない可能性があるとの指摘も挙がっている。本方針による移転によってわざわざそのリスクを負う必要性はない。


 

パブコメ 提出コメント12


以下からダウンロードしてお読みいただけます。 ​パブコメ提出コメント12(4ページ)


▼ 意見の概要(コメント内より抜粋) ○現美術館は県内の美術家が署名運動をして設立にこぎつけた建物であり「老朽化」の一言では片付けられない県民文化の拠り処として思い入れの詰まった施設である。県民の愛着を尊重し、建物を修繕して大切に使い続けるべきだと思う。むしろ文化財として保護して欲しいくらいである。 県外からも評価の高い常設展も、コレクションがしっかりしているおかげである。また、教育普及については、開館当初からオリジナリティの高い活動に取り組んできた。たとえば全国的に見ても例のない創作室のしくみそのものが県民の財産である。 さらに、ミュージアム全体を巡るツアー型の鑑賞カリキュラム(美術館探検)を行ったのは日本では宮城県美術館が嚆矢である。 全国の美術館の普及部職員が研修に訪れており、我が国のミュージアム教育普及活動への影響力は非常に大きい。 PPP/PFI手法や指定管理など民間活力の導入の可能性が、具体性もなく示されていることには危機感を覚える。より削減した予算を民間の指定管理業者に預け、学芸的な役目を負わせることは質の低下が必至と思えるからである また、村井知事は美術館に人が入らないと言うが、こんなことになる前に県が仕組みを変えて積極的に利用して稼働率を上げれば良かったのではないか。 ミュージアム施設は、商業主義的な採算を追い求めるのではなく、教育的なインフラと捉えて欲しいと思う。 新館に収める美術品の引越・移設費用はいくらで見積もられているのだろうか。その数字を開示して欲しい。美術品の移設は補助金の対象になるのだろうか。 また、「現地での施工に当たっては、敷地の地下を通る仙台西道路のトンネル上の建築制限に掛かる地上権などへの配慮が必要であることが本リニューアル基本方針に記載されている。」などと、あたかも解決が難しい問題であるかのように記載されているが、リニューアル案はそれも折り込み済みで策定されている。意図的な印象操作であるように思われる。


 

以上12件のパブコメをお寄せいただきました。ありがとうございました。



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