宮城県美術館の現地存続への思いや課題を共有するための出前講座。昨日8月29日は第一弾として、大崎市七日町商店街集会所「七日町テラス」を会場に開催されました。現地コーディネーターは、同じ七日町商店街にあるギャラリー「しあわせ美じゅつ店」のオーナー・姉歯公也さんです。
この日は最高気温35度を記録する中、集まってくださった皆さんの思いもまた、大変な熱さでした!古川からは県美へのアクセスも良いということで、気軽に訪れているという方も多く、「周辺環境も含めて素晴らしい場所。あの環境を手放すのはもったいない」「鑑賞するには環境も大事。今の場所が最適」「四季の移ろいが感じられる今の場所がいい」という声が会場からは上がりました。また、「移転のメリットは?」というご質問もあり、事務局からは「これまでの文化の蓄積、経済的合理性、今後の県の文化振興、まちづくり等、さまざまな側面から見ても移転にはメリットがないと考えている」という点を資料をとおして説明させていただきました。
大崎地区選出の宮城県議の方々も同席してくださり、「仙台だけでなく宮城県全体の問題であるという認識を持っている」ということで、地元の方々がどういう意見をお持ちなのか知るために参加したというお話がありました。
終了後には、「気になっている人はたくさんいるので、ぜひまた開催してください」というお声もいただきました。事務局としても、初めての出前講座で緊張しましたが、会場の熱気から大きなエールをいただいた気持ちです。ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!
◎宮城県美ネット/出前講座の予定
◎しあわせ美じゅつ店
ホワイトボードの写真をクリックすると、拡大したPDFをご覧いただくことができます
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姉歯さんがオーナーを務めるギャラリー「しあわせ美じゅつ店」
講座の会場となった大崎市七日町商店街集会所「七日町テラス」
河北新報にも記事が掲載となりました
▶︎2020年8月30日 河北新報
美術館移転に疑問続々 県美ネット、大崎で初の出前講座
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