宮城県美術館をめぐる県の動き
- アリスの庭クラブ
- 2020年6月26日
- 読了時間: 3分
1981年開館の宮城県美術館は、40年を経る中で、建物の老朽化や、時代にともなった役割や機能の変化に対応する必要が出てきました。
そのためにまずはリニューアル方針が検討・公表されましたが、そのプランがなかったかのように、県民会館・NPOプラザとの集約移転が発表。県民からの大きな反対の声のなか、移転を進めようとしています。
※全体の流れを掴むために、河北新報社のウェブサイト「考えよう、宮城県美術館のコト。」も参照していただくとよりわかりやすいです、
■宮城県美術館リニューアルに向けた動き
美術館設備の老朽化と時代の変化に対応するために、役割や機能を整理してリニューアルの方向性を示した「宮城県美術館リニューアル基本構想」を2017年3月に策定。
その基本構想を踏まえ,リニューアルに向けた具体的内容を示す「宮城県美術館リニューアル基本方針」を2018年3月に策定・発表しました。
宮城県のサイト内に関連リンクがまとめてあります。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓
リニューアルプランについては、ウェブ版美術手帖でも記事に取り上げられました。
■県有施設の再編に向けた動き
策定された基本方針に従ってリニューアルが進められていくものと思われていましたが、2019年11月に「県民会館と宮城県美術館とNPOプラザを集約し、宮城野区の仙台医療センター跡地に移転・新築」というプランを県が突然発表しました。
宮城県が所有する施設の中で、築年数が一定の基準を超えた施設を再編するための有識者会議(懇話会)が2019年に入ってスタートしたのですが、その第4回(11月)でこのプランは発表されました。
策定済みだった「宮城県美術館リニューアル基本方針」を覆す内容で、県民やマスコミから疑問や反対の声が大きくあがりました。
県は、2020年12月から移転案についてのパブリックコメントの募集を開始。221 件のパブコメが集まりましたが、「県美の文化的・歴史的・建築的価値を踏まえて判断すべき」「県美の立地環境も評価するべきではないか」という移転反対の意見が多数寄せられました。また、県美リニューアル基本方針の撤回や専門家不在で進められる懇話会形式での議論にも疑問が投げかけられました。
その後も、県民からの移転撤回を求める要望書・意見書の提出、署名の提出等が行われましたが、懇話会では移転を最終案とする基本方針を決定し、2020年3月に「県有施設等の再編に関する基本方針(最終案)」を 策定しました。
2020年度になってからは、新型コロナの影響が大きい非常事態のなか、意見書を提出した団体への説明を個別に進め、移転案を基本としたプロポーザルのコンペも進めています。
宮城県のサイト内に関連リンクがまとめてあります。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓
県有施設等の再編に関する基本方針
■宮城県民会館をめぐる動き
県有施設の再編の中で大きな核のひとつが、宮城県民会館です。
合わせてお読みいただくと、移転問題の全体把握に役立ちます。
コメント